九谷焼の招き猫の説明を英語でする場合の翻訳(英文)例

“招き猫” 今ではすっかり定番の縁起物に定着した感がありますが、10数年前までは個人の方がお買い求めになるような置物ではなく、ある種、お店を経営する人、商売をする人たち、いわゆる商い人たちの中でもわりと信仰心のある方々のシンボル的な存在だったと感じています。

招き猫ブーム

古来から日本の代表的な縁起物として存在していた招き猫ですが一般的になったのは本当に近年のことだと思います。招き猫は数ある縁起物の中でも愛らしい風貌と明確な目的(金運・縁運)が縁起物・お守りとして受け入れられやすく、またインターネットの普及により購入する機会が増え、また口こみなどで商売をされている方々だけではなく一般の方々にも身近な縁起物として認知されたようです。

海外での招き猫

海外での招き猫ですが正確なことは言えませんが実は日本でブームになる以前から海外では熱狂的な招き猫コレクターの皆様がいらっしゃったように感じています。招き猫を直訳すると “beckoning cat” ただ日本の縁起物てきな意味合いで英訳した場合は “lucky cat” や “fortune cat” が自然な感じかもしれません。
ただ現在では “manekineko” 招き猫そのままで通じる場合が多く海外での認知度の高さから言えば日本の縁起物の中では一番人気のある作品と言えるのかもしれません。

招き猫を英語で説明する

海外での認知度の高さと独特な風貌から海外へのお土産としてお求め頂く機会も多く、その場合、九谷焼の招き猫を英文で説明した栞などがあれば同封して欲しいというご要望を多く頂戴いたします。

招き猫自体が日本の地域ごとに少しづつ云われに違いがあるため一概に共通の説明文を日本語で書こうとしても難しかったため、これまではなんとなく運を招く伝統的な置物ですということを英文でご案内させて頂いておりましたが、自分でもこの英訳が必要と感じたこととブログを書く時間が少し持てたので備忘録的にここに綴ろうと思います。

まず九谷焼の招き猫を説明すると以下のような日本語の説明になりそうです。あくまでも私個人の解釈ですので異論等はお許し下さい。

九谷焼の招き猫とは

招き猫、縁起物の中でも特に古来より日本人に愛されてきた縁起物であることは間違いありません。そして招き猫の中でも九谷焼の招き猫は特に金運に良いとされ多くの商い人により大切にされ今日に至ります。栄華を誇った加賀百万石の時代・歴史を歩んできた事も、そう語り継がれる要因の一つと云われています。

右手で招いている招き猫は「金運・財運」を招くと云われています。また左手で招いている招き猫は「人・ ご縁」を招くと云われています。

上記を英文にしたものがこちらです。

Explanation of lucky cat(MANEKINEKO)
A lucky cat(MANEKINEKO) that has been loved by Japanese people since long ago.
Especially the lucky cat(MANEKINEKO) of Kutaniyaki(kutani-porcelain) have been cherished(loved) by merchants because they are said to bring money luck.

Mystery of hands
For your reference.Those raising the right hand invite money luck and those raising the left hand invite gentle people.

歴史的背景からの説明となるとさらに長文になることと独自の文化思想を英文にしなくてはいけないので、そこは私の知識では難しいため上記のような簡潔な英文とさせていただきました。

こんな英文ですがご活用頂く機会があればお役立て下さい。
ついでに九谷焼の招き猫もお求め頂けましたら幸いでございます。

幸あれ。

九谷焼の招き猫
https://www.wazahonpo.jp/SHOP/35327/35328/list.html